正標高補正計算
正標高補正計算
埼玉測量設計株式会社様
(5)計算および計算の方法
計算とは新点の標高を求めるために必要な諸要素の計算(既知点の標高、観測値、補正値等を用いて行う補正計算および平均計算)を行
い、成果等を作成する一連の作業を計算という。
1)水準点の標高は観測値に対し、必要に応じて標尺補正、楕円補正および変動量補正を行い、平均計算を行って求める。
2)計算は所定の計算式により行うものとする。
3)計算は読定単位と同じ桁まで算出する。
4)標尺補正および楕円補正計算は1~2級水準測量について行う。
ただし、1級水準測量においては、楕円補正計算にかえて正標高補正計算を行うことができる。
また、2級水準測量における標尺補正計算は、高低差が70m以上の場合に行うものとし、補正量は15℃における標尺改正数を用いて計
算する。
5)変動量補正計算は地盤沈下調査を目的とする水準測量について、基準日を設けて行う。
6)渡海(河)水準測量の計算は、直接水準測量の区分で定められた読定単位と同じ桁まで算出する。
小白井亮一さん(Ryoichi KOJIROI)と黒石裕樹さん(Yuki KUROISHI)の共同論文『説正 標 高 の 導 入一 も う一 つ の 測 地 成 果2000一 Introduction of Helmert orthometric heights in the vertical datum of Japan : another set of the Geodetic Coordinates 2000 of Japan』を読み込んでいますが、いまだ正規正標高計算と正標高計算の違いは判らず。
現時点で、解読できているのは、正規高や正標高といったさまざまな高さの定義が存在しているということ。