締固めの施工管理と土の硬軟の違いは?土質試験の目的の違いを解説!
Howdy?トリョーです。
2級土木施工管理技士を勉強しているなかで、土質試験の問題って難しく感じる方が多いようです。
そこで、今回は土質試験の目的でもっともつまずくポイントである、「締固めの施工管理」と「土の硬軟」の違いを解説していきます。
「締固めの施工管理」と「土の硬軟」の違い
土質調査の目的である「締固めの施工管理」と「土の硬軟」の違いは、一言でいうと、当たり前やけど、求めてるもんが違います。
その求めてるもんがナンヤっていうと、下の通りです。
利用方法 | ツチさん(土)に聞いてるもん | ||||
---|---|---|---|---|---|
締固めの施工管理 | 水やら空気やらどんだけ入ってますか? | ||||
土の硬軟 | 建物たてて耐えれます?重機沈まへん? |
「締固めの施工管理」は正確に締固めるために土の状態を知るということです。
まず、「締固め」が何なのか一言でいうと、土の粒どうし(土粒子)の密度を高めるということです。
じゃあ、土粒子どうしの密度がどうやってわかるかというと、土の中にある水の量や乾燥密度を測ったり、土を押してどれだけ沈んだかを測ったりします。
そして、水の量を測る試験の種類として、単位体積質量試験(RI法)や砂置換法があり、土を押してどれだけ沈んだかを測る方法として平板載荷試験をしたらいいんです。
「土の硬軟、締まり具合の判定」は土が重い建物に耐えれるんか、重機がちゃんと走れるんかを見極める指標です。一般にN値で示され、N値が高いほど土が締まっていて、強度が高いということになります。
しかし、N値が高ければ安心ということでは決してありません。粘性土や新しくつくられた盛土は崩壊する恐れもあることを覚えておいたほうが身のためです。
N値は標準貫入試験などで求められます。